(ワイン)南フランス|シャルト・リヴィエール・ル・オー

【醸造家】エリック・ファーブル

(経歴)
 1978 ~ 1986  Chateau Lamothe Cissac : Fabre家の所有するシャトーで栽培、醸造に従事
1986 ~ 1994  Chateau Lafite Rothschild : 醸造責任者(テクニカル・ディレクター)として栽培、ワイン醸造に携わる
1994 ~ 2000  Chateau Lamothe Cissac : Domaines CGR (Chateau La Cardonne. Chateau  Griviere et Chateau Ramfort) 傘下に複数のシャトーを持つドメーヌCGRにえ最高責任者(ジェネラル・ディレクター)としてグループ内全シャトーの栽培・醸造の指揮を執る
2001 ~  : 南フランスに理想の地を見出し移住、Chateau Riviere Le Hautでのワイン造りに取り組む

AOCラ・クラープ

「ラ・クラープ」
〜2000年以上前の古代ローマの時代から続く高い評価のワインの産地〜

このシャトーの素晴らしさを語る上で、「ラ・クラープ」の独特のテロワールを外すことはできません。ラングドック最上位の一つとして、2015年から単独AOCの「クリュ」として認定されています。

ごつごつとした岩肌が露出した独特な景観、この地をユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)は非常に好んでいた事が伝えられています。ここに移り住んだローマ帝国の人々は、この土地がワイン造りに適していることを見抜き、積極的にブドウを植えました。そして幾多の苦労を超えて素晴らしいワインを生み出すことに成功したのです。こうして、ローマ帝国内でもワインの銘醸地としての地位を確立しました。当時主に栽培されていたのは現代にも残る「ブールブラン」という白ブドウでした。当時人気の高かったギリシャのマルヴォワジーと近似種として好まれたブドウ品種です(マルヴォワジーは、華やかな香りの白ワインを生み出す古典的品種)。

ローマ帝国の後も、様々な国がこの地を支配しましたが、一貫してブドウ栽培は続けられてきました。フランスの一部になったのは、ルイ13世の時代です。

以前のラングドックは、安くて美味しいワインを供給する一大産地として有名でしたが、「ラ・クラープ」は、その中で異質な存在でした。とびぬけて優れたワインを生み出すポテンシャルを認められ、1985年から「ラングドック・ラ・クラープ」に認定されていました。

ラ・クラープの生産者たちはこの格付けに甘んじることなく、単独AOC格上げに向け、7年間奮闘してきました。その結果が報われ、とうとう2015年6月9日にはINAO(国立原産地名称研究所)より正式に単独AOCの「クリュ」として認められたのです。


ラングドックで、赤、白ともに単独のAOCを獲得したのは、ラ・クラープが初めてです。

ラ・クラープ「ワイン造りの要」〜ブドウ

「ムールヴェードル」
スパイシーで凝縮感があり、豊富なタンニンは優れた赤ワイン造りに最適。


ラングドックの中でも冷涼なラ・クラープではブドウの成長がゆっくり進むため、ムールヴェードルの魅力を引き出しやすいという特徴があります。それが、南の地域でありながら、非常にエレガントなタイプの赤ワインに仕上がる理由です。余韻にミントを思わせる清涼感を残すのも、このクラープの好ましい個性です。(エリック・ファーブル)


「ブールブラン」
ラ・クラープはをブールブランを主体とした白ワインを造る、唯一の産地。


このブドウはフレッシュな味わいとともに、ワインに構造を与えてくれます。その高い品質のおかげで、ラ・クラープは白ワインの名産地という名声がここ数年で一気に高まりました。
最初私はこの地に赤ワインを造るためにやってきました。しかし、非常にうれしい誤算をさせてくれたのが、このブールブランなのです。堅牢な構造のボディを作るポテンシャル、フレッシュな香り、その可能性を知った私は、白ワイン造りにも同じ情熱を傾ける事を決意しました。(エリック・ファーブル)

お取り扱い商品

赤ワイン/クラシック
ルージュ シャトー・リヴィエール・ル・オー 2005年 
フルボディ 750ml

産地:フランス/ラングドック
AOC CONTEAUX DU LANGUEDOC
品種:シーラ40%、グルナッシュ40%、ムールヴェルド20%

【おすすめ理由】
フランスでは世紀の当たり年として有名な2005年。エリック氏の畑でも特別優れたブドウから、長期熟成のポテンシャルが高いワインが出来上がったそうです。
エリック氏は、このワインのうち、一部を熟成用に保管しました。10年以上を経て、2018年に試飲してみたところ、満足のいく仕上がりだったため、満を持してお披露目となりました。

【エリック・ファーブル氏のコメント】
ムールヴェードルは、滑らかなタンニンをもってワインの骨格を造ります。シラーは果実味とスパイシーな風味を、グルナッシュは柔らかい質感とボリュームをワインに与えます。余韻にミントを思わせる爽やかな香りが僅かに漂うのは、クラープのテロワールに因るものです。私がこのワインを作る上で重視したのは、滑らかでバランスが良く、あれこれ考えずにシンプルに美味しく飲める事です。難しくとらえず、このワインを楽しんでください。

【一緒に頂きたい料理(マリアージュ)】
レンズ豆と羊の煮込み料理や、フォワグラ入りのパテ・アン・クルートなど、柔らかく滑らかな質感で、深みのある味わいの料理と良く合います。